おもしろさの考察 その5 -組み合わせ-
どうも、たけです。
「親切」を「おやぎり」って読むと急にこわいですね。
その場に似つかわしくないものを持ち出すとおもしろくなりがちではありますが、僕は場違いなだけのものと本当におもしろいものとを区別したいです。
その組み合わせが単に足し算や掛け算の場合はイマイチです。組み合わせることで新たな軸が発生する必要があると思います。組み合わせをA×Bと書いたりしますが、言うなれば、この時の「×」は掛け算ではなく「ベクトルの外積」であるべきです。
例えば、年末にガキ使の「笑ってはいけない...」を見てて改めて思いましたが、大御所芸能人が若手芸人のネタをただコピーするようなのは掛け算の次元です。大御所芸能人が若手芸人のネタを土台に自分の個性を踏まえて改変すれば若干新しい軸が生じます。さらにそこに「その組み合わせだからこそ生じるおもしろさ」「その組み合わせであるべき必然性」みたいなものがあるとおもしろみが出てくると思います。
「こんなものでこれを作りました」とか「こんな場所でこんなことしちゃいました」とか「ここにこんなの置いてみました」とか「こんなものを大量に用意しました」みたいな、そういう「場違い」なだけのものは、おかしいかもしれないけれど、おもしろくないような、気が、します。