古代都市ツボクラ

よく食べ よく眠り よく考える,難ある男二人の備忘録

自己責任

どうも,たけです.

君の瞳に反対.

 

僕は自己責任的な考え方をしがちです.これは「自分で解決できる」という自信のある強者の論理と見ることもでき,僕を強者だと思ってる人から「お前は強者だからそんな考え方ができるのであって一般的にはそれは通用しない」と言われてしまうと構造的にそれを否定することは難しいです.しかし僕はこれが強者の論理だとは思っていません.むしろ逆です.

 

僕の自己責任的な考え方が強まりはじめたのは高校時代です.よく聞く「環境のせいにするな」「人のせいにするな」みたいなやつをまじめに実践したのが始まりです.実際にそれが環境のせいであったとしても,環境を改善する気がないのであれば,環境のせいにしたところで何も変わらないことを受け入れました.それよりも自分にどうにかできることをどうにかすることを考えた方が建設的です.

 

自転車に鍵をかけ忘れ,自転車が盗まれたとします.もちろん社会的には盗んだ奴が悪いですが,それで自転車が返ってくるわけではありません.「盗まれたくなかったらちゃんと鍵かけようね」というのは自己責任的と言えますが,問題を起こさないための妥当な手段です.

 

僕は「期待するから失望する」というのを受け入れています.「失望させられたのではなく,僕が勝手に期待して勝手に失望してる」と思った方が,失望から身を守ることができるからです.僕を失望させてきた対象はコントロール下にありませんが,自分が期待するかどうかはコントロール下にあるのでなんとかしようがあります.実際には「失望するようなことが起きた瞬間に,期待していなかったことにする」というテクニックを使っている気がします.期待のない人生もさみしいでしょうし.

 

以上のように,問題解決のためには自己責任的な認識が有効なことが多いです.

僕の高校時代の恩師が何度も「悲劇のヒロインを気取るな」「過去と他人は変えられない」と話していて,僕はそれを受け入れました.悲劇のヒーロー/ヒロインを気取ったところで状況は何も変わりません.過去と他人も変えられません.となると,もう,自分で何とかするしかないじゃないですか.環境や他人をどうこうするなんて,それこそ強者にしかできません.弱者こそ,自己責任的に,自分の問題に向き合わなければなりません.これが僕が自己責任的な認識をする所以です.

 

他人や環境も,天気と同じだと考えるに至ります.雨が降ったら傘をさす.