古代都市ツボクラ

よく食べ よく眠り よく考える,難ある男二人の備忘録

理想と最善

どうも、たけもりです。

君が僕の瞳を覗くとき、僕もまた君の瞳を覗いているのだ。
 
政治家なんかがしょーもない失態で叩かれてるのをよく見ます。僕は特に誰かに聞いてほしい政治的正義的主張は持たないので、本ブログでは単に思考遊びの題材として取り上げます。2つ思うことがあります。
 
1つは、その失態による損失よりも、その失態を叩くことによる損失の方が大きいことはないのかな、ということ。
例えば政治家が1000万円ちょろまかしたとして、それを叩かれた時に尻拭いにかかる費用ってどのくらいなんでしょう?まず他の仕事が進まないのは損失ですし、たぶん記者会見とかもお金かかります。もし辞任とかしちゃったらその後すごいお金かかりそう。これは叩かなければ出ない消費なわけですが、そういった消費がその政治家の「ちょろまかしポテンシャル」を超えるのであれば、それって本末転倒ではないでしょうか(「ちょろまかしポテンシャル」というのはその人を叩かずに放置した場合に将来その人がちょろまかす金額のこと)。その場合、嫌味な言い方をすれば、税金を無駄遣いするなという批判行為が税金の無駄遣いになります。叩くことが目的ならただ何も考えずに叩いてればいいですが、もし無駄遣いさせないことが目的であるならそういった本末転倒の可能性を考慮しなければなりません。失態を批判することと実利が必ずしも一致するわけではないでしょう。また「必要悪」という概念もあるわけで、僕は本当に最善手を考えたいのであればそこまで考慮しないと気が済まない性格です。
 
もう1つは,こっちが本題なんですが,理想と最善を区別してるのかよくわからないことです。
80点、75点、70点の3つの選択肢から最善手である80点を採用していたとします。ある時80点が80点たる所以(20点減点された所以)を取り上げて批判し、貶めた結果、80点が却下され、75点が採用され直したとします。これって損じゃないですか。実在しない理想(100点)と比較して現実の最善手(80点)をないがしろにし、結果としてより悪い手(75点)を取る。「辞任」というシステムがある世界にはこういう危険性があると思います。
 
ただある一点嫌いなところがあれば、実利を顧みず、他の選択肢を考慮することなく、全否定できてしまう人がいたとしたら、怖い。話が通じない人は獣だから。僕のような素人には背景にある様々な事情を知る術はなく、メディアから得た印象で雑な解釈、主張をしがちな気がします。僕は何か主張したくなったら、その雑さをできるだけ自覚し、圧倒的余裕で以って様々な立場から様々な選択肢を考えたいです。その後にしか説得力のある主張は成し得ないでしょう。

才能の無駄使い - 古代都市ツボクラ  にも似たこと書いてますね。

 
どうして他人にそんなに期待するのだろうか。僕もみんなも、そもそも82点以下満点だというのに。